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投稿日:2026年4月14日

地盤調査とは何か?基礎工事との関係・費用負担・調査方法を愛知県の専門業者が解説

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「地盤調査とは何か、費用は誰が払うのか」——新築住宅の計画を進めるなかで、こうした疑問を持つ施主の方は少なくありません。地盤調査は基礎工事を適切に実施するための必須工程であり、その結果次第で基礎の工法や地盤改良の有無が決まります。本記事では、愛知県豊田市を拠点に住宅基礎工事を手がける株式会社佳建が、地盤調査の目的・調査方法・費用相場・費用の負担先まで詳しく解説します。

 

 

執筆者プロフィール

株式会社佳建(よしけん)

愛知県豊田市に拠点を置き、名古屋市・岡崎市など近隣エリアで住宅基礎工事を専門に手がける業者。2008年創業。木造戸建て・店舗などのベタ基礎・布基礎・杭基礎工事に対応し、各種ハウスメーカー・工務店からのご依頼実績多数。「一軒入魂」の理念のもと、地盤条件に合わせた丁寧・正確な基礎施工を行っています。

 

地盤調査とは?基礎工事前に行う土地の強度検査

地質調査

地盤調査とは、建物を建てる予定の土地について、地盤の強度・地層の構成・性状を事前に把握するための調査です。地面の下にどのような地層があるか、どの深さまで軟弱地盤が続くかを数値データとして確認し、基礎工事の工法選定や地盤改良の必要性を判断するために実施されます。

建物は完成後も数十年にわたり継続的に荷重をかけ続けます。地盤がその重さに耐えられなければ、不同沈下(建物が不均等に沈む現象)が発生し、外壁や基礎のひび割れ・建具の開閉不良・室内の傾きなど、深刻なトラブルにつながります。地盤調査はこうしたリスクを着工前に正確に把握し、安全な基礎設計を実現するための重要なプロセスです。

地盤調査の対象は建物を建てる敷地全体です。一般的な木造戸建て住宅では敷地内の複数箇所(4〜5点程度)を調査することで、地盤の均一性や軟弱箇所の有無を確認します。新築工事の場合は着工前に必ず実施し、その結果をもとに基礎の仕様が決定されます。

 

地盤調査が必要な理由と法的根拠

はてな

2000年に施行された改正建築基準法施行令(第38条)では、建築物の基礎は「地盤の長期・短期に生ずる力に対して安全な構造とすること」が明記されており、地盤の状況を把握した上で基礎設計を行うことが法令上の要件となっています。地盤調査なしに基礎工事を進めることは、法令に反するだけでなく建物の安全性を大きく損なうリスクがあります。

また、住宅瑕疵担保履行法(2009年施行)に基づく住宅瑕疵担保責任保険の適用を受けるためにも、地盤調査の実施と地盤補強に関する記録が必要です。新築住宅を建てるすべての施主にとって、地盤調査は欠かせない工程といえます。

法的根拠

建築基準法施行令第38条および住宅瑕疵担保履行法の要件を満たすため、新築住宅における地盤調査の実施は事実上の義務となっています。設計者・施工業者は地盤データをもとに基礎仕様を決定しなければなりません。

 

地盤調査の主な種類と特徴

地盤調査にはいくつかの方法があり、建物の種類・敷地の条件・費用に応じて最適な方法が選択されます。ここでは木造戸建て住宅で用いられる代表的な3つの調査方法を解説します。

スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)

スウェーデン式サウンディング試験住宅地盤調査

木造戸建て住宅の地盤調査で最も一般的に採用されている方法です。先端がスクリュー状になった金属棒(ロッド)に荷重をかけながら地面に貫入させ、その貫入抵抗値から地盤の硬さを測定します。1箇所あたりの調査時間が短く(30分〜1時間程度)、コストが比較的安価なため、住宅地の標準的な地盤調査として広く普及しています。ただし、礫(砂利)が多い地盤では正確なデータが得にくい場合があります。

表面波探査法

地表面から振動を与え、その振動(表面波)が地中をどのように伝わるかを複数の受振器で計測し、地盤の硬さを非破壊で把握する方法です。SWS試験と異なり、敷地全体を面的に調査できるため、軟弱箇所の位置や範囲をより広い視点で確認できます。振動・騒音が比較的小さいことから住宅密集地での調査にも適しており、費用はSWS試験より高くなる傾向があります。

ボーリング調査

ボーリング調査

専用機械で地面を掘削し、採取した土壌サンプルや標準貫入試験(SPT)のN値(打撃回数)を分析することで地盤の性状を詳細に把握する方法です。地層の種類・含水率・支持層の深度を直接確認できるため、精度の高いデータが得られます。木造戸建て住宅ではコストの観点からSWS試験が主流ですが、地盤条件が複雑な敷地や中・大規模建築ではボーリング調査が選択されます。

 

地盤調査にかかる費用の相場

地盤調査の費用は、調査方法・調査点数・土地の面積・地域によって異なります。以下の表は主な調査方法ごとの費用目安をまとめたものです。あくまで一般的な目安であり、実際は調査会社や依頼内容によって変動します。

調査方法
費用の目安
適した建物・場面
スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)
5万〜10万円程度
木造戸建て住宅(標準的な宅地)
表面波探査法
15万〜30万円程度
木造・軽量鉄骨住宅(広範囲調査)
ボーリング調査
30万〜100万円程度
中・大規模建築、複雑な地盤条件

※費用は調査会社・地域・調査点数によって異なります。上記は一般的な目安です。
 

地盤調査の費用は誰が払う?施主・ハウスメーカー・工務店の負担関係

「地盤調査の費用は誰が負担するのか」という疑問を持つ施主は非常に多いです。費用の負担先は依頼先や契約形態によって異なり、大きく以下の3つのパターンがあります。

ハウスメーカーに依頼する場合

費用の扱い:多くの場合、建築請負費用(建物本体価格)に含まれています。

確認ポイント:見積書に「地盤調査費」として項目が明示されているかを確認しましょう。

工務店に依頼する場合

費用の扱い:工務店によって異なり、請負費に含まれる場合と別途費用が発生する場合があります。

確認ポイント:契約前に費用の取り扱いを書面で確認しておくことが重要です。

施主が個人で依頼する場合

費用の扱い:施主が全額を負担します。土地購入後・着工前に地盤調査専門会社や設計者に直接依頼します。

確認ポイント:費用は土地取得費とは別に計上が必要です。

いずれのパターンでも、地盤調査費用は最終的に施主が何らかの形で負担することになります。ハウスメーカーや工務店を通じて依頼した場合も、費用は建築費用の一部として施主が支払う仕組みです。契約前に必ず費用の取り扱いを確認しておきましょう。

 

地盤調査結果が基礎工事に与える影響

地盤調査の結果は、そのまま基礎工事の工法選定に直結します。調査結果のデータをもとに地盤の支持力(地耐力)を算出し、建物を安全に支えられるかどうかを判断した上で基礎の設計が行われます。

地盤が良好な場合(直接基礎)

地盤調査の結果、地耐力が基準値を満たしている場合は地盤改良工事なしで直接基礎を採用できます。直接基礎には「ベタ基礎」と「布基礎」があり、現在の木造住宅ではベタ基礎が主流です。ベタ基礎は建物の底面全体をコンクリートで覆う工法で、荷重を広い面積に分散できるため地耐力がやや低い地盤にも対応しやすい特徴があります。

地盤が軟弱な場合(地盤改良工事)

地盤調査の結果、地耐力が不足していると判定された場合は地盤改良工事が必要です。代表的な工法として、セメント系固化材を柱状に混合する「柱状改良工法」や、鋼管を支持層まで打ち込む「鋼管杭工法」があります。地盤改良工事には追加費用が発生するため(工法・規模によって数十万〜200万円程度が目安)、建築費用の計画段階から考慮しておくことが重要です。

 

愛知県・豊田市周辺の地盤特性について

愛知県は地域によって地盤特性が大きく異なります。名古屋市を中心とした濃尾平野は、木曽川・庄内川などの大河川による堆積物で形成された沖積平野が広がっており、軟弱地盤や地下水位の高い地域が多く存在します。特に旧河道沿いや低地部では不同沈下のリスクが高い傾向があります。

一方、豊田市や岡崎市などの三河地域は丘陵地が多く、比較的地盤が安定している箇所も存在します。ただし、矢作川流域の沖積低地や、宅地造成された切り盛り地盤では地盤強度に差が生じやすいため、造成状況を含めた現地調査が不可欠です。国土交通省が提供する「国土地盤情報検索サイト(KuniJiban)」では公開ボーリングデータを参照できますが、これはあくまで参考情報であり、実際の建築計画では専門業者による現地地盤調査が必要です。

「参照:国土地盤情報検索サイト(KuniJiban)|国土交通省」
 

まとめ

本記事では、地盤調査の基本的な意味・必要な理由と法的根拠・調査方法の種類・費用相場・費用の負担先・基礎工事との関係・愛知県の地盤特性まで、施主の方が着工前に知っておきたいポイントを整理しました。

地盤調査は建物の安全性を確保するための最初の重要なステップです。調査結果をもとに基礎工事の工法が決まるため、地盤調査と基礎工事は切り離せない関係にあります。基礎工事の各施工工程の詳細については、当サイトのブログ記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

愛知県豊田市・名古屋市・岡崎市など近隣エリアでの住宅基礎工事についてご不明点やご相談がある場合は、地域密着型の専門業者である株式会社佳建にお気軽にお問い合わせください。

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株式会社佳建
〒471-0805
愛知県豊田市美里3丁目18番地18
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