
住宅基礎工事は、建物の安全性と耐久性を支える最も重要な工程です。株式会社佳建では、根切り・掘削からはじまり仕上がり確認まで、①〜⑦の工程を一貫して手がけています。本記事では各工程の概要を写真とともに解説します。基礎工事のご依頼・採用のご相談はお気軽にお問い合わせください。
【執筆者プロフィール】株式会社佳建
愛知県豊田市に拠点を置き、名古屋市・岡崎市など近隣エリアで住宅基礎工事を専門に手がける業者です。2008年創業。木造戸建て・店舗などのベタ基礎・布基礎工事に対応し、各種ハウスメーカー・工務店からのご依頼実績多数。「一軒入魂」の理念のもと、丁寧・正確な基礎施工を行っています。
住宅基礎工事の全工程一覧
住宅基礎工事は、地面を掘ることからはじまり、コンクリートの仕上がりを確認するまで、大きく7つの工程で構成されています。各工程は順番通りに進められ、前工程の精度が次工程の品質に直接影響します。
📋 基礎工事の流れ|全工程一覧
①根切り・掘削
基礎工事の最初の工程です。建物の基礎を構築するために地面を掘削し、基礎コンクリートを打設できる状態を作り出します。遣り方・測量で位置と深さの基準を設定したうえで、バックホウ(油圧ショベル)を使用して掘削を進めます。根切り底を水平・平滑に仕上げることが、次工程以降の品質を左右します。
②砕石地業・転圧
根切り完了後、掘削した地盤面に砕石を敷き詰め、転圧機で締め固める工程です。建物の荷重を地盤に均等に伝え、不同沈下を防ぐための土台を作ります。砕石層は地下からの湿気上昇を抑える効果もあり、基礎コンクリートの劣化防止にも貢献します。一般的な住宅では粒径40〜60mm程度の砕石を10〜15cm程度の厚さで敷設します。
③防湿シート・捨てコン
砕石地業の完了後、地盤面からの湿気を遮断するために防湿シート(防湿フィルム)を敷設します。シートの継ぎ目は100mm以上重ね合わせ、テープで固定することで隙間からの湿気侵入を防ぎます。その後、捨てコンクリートを打設して平滑な作業基準面を作り出します。捨てコンは構造体ではありませんが、防湿シートの保護・鉄筋位置の墨出し・型枠固定の土台という3つの役割を担います。
④スラブ・立ち上がり配筋
捨てコン上に墨出しを行い、設計図面に基づいて鉄筋を組み立てる工程です。ベタ基礎のスラブ(底盤)部分と、立ち上がり部分の配筋をそれぞれ行います。鉄筋の種類・間隔・かぶり厚さは建築基準法および設計仕様に基づいて管理されます。住宅基礎工事では主にD10・D13の異形鉄筋が使用され、適切な使い分けが基礎の耐久性を左右します。
⑤スラブ打設・養生
配筋検査が完了したら、コンクリートポンプ車を使用してベタ基礎スラブのコンクリートを打設します。打設後は表面をコテで均し、所定の養生期間を設けてコンクリートの強度発現を確保します。養生期間中は急激な乾燥・温度変化・衝撃を避けることが重要で、この管理の徹底がコンクリートの品質を左右します。
⑥立ち上がり型枠組立・打設
スラブの養生完了後、基礎の立ち上がり部分の型枠を組み立て、コンクリートを打設する工程です。型枠はコンクリートの形状を決める重要な部材で、寸法精度・垂直精度の管理が求められます。打設後はバイブレーターでコンクリートを締め固め、気泡や充填不足が生じないよう丁寧に施工します。
⑦仕上がり確認
立ち上がりコンクリートの養生完了後、型枠を解体して仕上がりを確認する最終工程です。基礎天端の高さ・アンカーボルトの位置と垂直度・コンクリート表面のひび割れ・欠損の有無を確認します。目に見えなくなる部分も含め、設計図面との整合を入念にチェックすることで、建物の長期的な安全性を担保します。
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