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住宅基礎工事は、建物の安全性と耐久性を左右する非常に重要な工程です。その基礎工事の最初に行われる工程が「根切り・掘削」です。株式会社佳建では、豊田市を拠点に愛知県内で数多くの住宅基礎工事を手がけてきた経験から、この根切り・掘削工程の重要性を深く理解しています。
本記事では、基礎工事の流れシリーズ第1回として、根切り・掘削工程の目的や役割、具体的な作業内容について詳しく解説いたします。発注をご検討中の方、基礎工事業界への就職をお考えの方にとって、基礎工事の理解を深める一助となれば幸いです。
根切り・掘削工程とは
根切り・掘削の目的と役割
根切り(ねぎり)とは、建物の基礎を構築するために地面を掘削する工程のことです。読み方は「ねぎり」で、建築業界では基礎工事の最初の工程として必ず行われる重要な作業です。
根切り・掘削の主な目的は、設計図面に基づいて基礎コンクリートを打設できる状態を作り出すことにあります。具体的には、建物の荷重を安全に支えられる良質な地盤まで掘り進め、適切な基礎の深さを確保します。この工程が適切に行われないと、建物の不同沈下や傾きなどの深刻な問題が発生する可能性があります。

根切り工程では、掘削した底面を平滑に整形することも重要な役割の一つです。この底面を「根切り底」と呼び、地盤面から根切り底までの深さを「根切り深さ」といいます。根切り底が平坦で水平に仕上がっていることで、その後の砕石敷き、防湿シート設置、配筋作業などを正確に行うための基準面が確保されます。
根切りの種類と特徴
根切り工事には、採用する基礎の形式に応じて3つの種類があります。それぞれの特徴を理解することで、現場に最適な工法を選択できます。
株式会社佳建が手がける住宅基礎工事では、現在主流のベタ基礎に対応した総掘りを採用するケースが大半です。総掘りは建物全体を面で支えるため、地震や不同沈下に対する安全性が高く、豊田市や名古屋市などの都市部の住宅に適しています。
根切り・掘削の作業の流れ
準備作業(遣り方・測量)
根切り工事を開始する前に、まず「遣り方(やりかた)」と呼ばれる準備作業を行います。遣り方とは、建物の位置や高さ、水平の基準を設定するために、敷地の外周に杭を打ち、板を張り巡らせる作業です。建物の外壁線より離れた場所に杭を設置し、水糸を張ることで、基礎の正確な位置を示します。
遣り方が完成したら、レベル測量や光波測距儀などの測量機器を使用して、設計図面通りの掘削深さを正確に管理します。この測量作業は根切り工事全体を通じて継続的に行われ、掘削深さや底面の水平精度を常に確認します。
掘削作業の実施
準備作業が完了したら、バックホウ(油圧ショベル)などの重機を使用して掘削作業を開始します。一般的な住宅の場合、地表面から60~100cm程度の深さまで掘り下げることが多いですが、基礎の種類や地盤の状況によって適切な深さは異なります。

掘削作業では、図面に記載された寸法を厳密に守ることが重要です。深さが不足すると建物の安全性が確保できず、逆に深すぎると埋め戻し作業が必要になり、工期やコストに影響します。また、掘削した底面は平滑に仕上げ、工事監理者の確認を受けなければなりません。
掘削の際には、周辺地盤への影響にも十分配慮します。掘削面の法面(のりめん)を適切な角度で仕上げることで土砂の崩落を防ぎ、安全な作業環境を確保します。敷地が狭く掘削深さが深い場合は、土留め(山留め)工事を併用して周辺地盤の崩壊を防止します。
次工程への準備
掘削が完了したら、根切り底を丁寧に整形し、次工程の地業工事(砕石敷き)へと進みます。根切り底の仕上がり精度は、その後のコンクリート打設や配筋作業の品質に直接影響するため、レベル(水平)を正確に出すことが非常に重要です。

砕石を敷設する前に、根切り底の状態を最終確認します。大きな石やゴミが残っていないか、不陸(凹凸)がないかを入念にチェックし、必要に応じて手作業で微調整を行います。この丁寧な仕上げ作業が、高品質な基礎工事を実現する基盤となります。
豊田市・名古屋市の根切り工事の特徴
愛知県の地盤特性と掘削の注意点
豊田市から名古屋市にかけての愛知県西部は、矢作川や庄内川などの河川による堆積作用で形成された濃尾平野に位置しています。この地域では沖積層と呼ばれる軟弱な粘土層や砂層が広がっており、地盤の支持力が比較的弱い場所が多く見られます。
このような軟弱地盤では、根切り工事の際に以下の点に特に注意が必要です。まず、掘削深さを適切に管理し、良質な支持地盤まで確実に到達させることが重要です。また、掘削中に湧水が発生する可能性があるため、排水対策を事前に検討します。
愛知県内では地震の揺れやすさが高い地域があり、特に名古屋市西部や豊田市の一部では軟弱地盤による揺れの増幅が懸念されています。根切り工事では地盤調査結果に基づいた適切な掘削深さの確保と、必要に応じた地盤改良工事の実施が建物の長期的な安全性を左右します。
株式会社佳建では、豊田市を拠点に長年にわたって愛知県内の住宅基礎工事を手がけてきた経験から、地域の地盤特性を熟知しています。各現場の地盤調査データを詳細に分析し、その土地に最適な根切り深さと工法を提案いたします。
残土処理と環境配慮
根切り工事では、掘削した土(残土)が大量に発生します。一般的な住宅では、敷地面積や掘削深さにもよりますが、30~50立方メートル程度の残土が発生することが多いです。
残土の処理方法には、敷地内で再利用する方法と、処理場に搬出する方法があります。敷地が広い場合は、埋め戻し作業や敷地の高低差調整に残土を活用できますが、都市部の狭小地では外部への搬出が必要になります。残土の処理費用は1立方メートルあたり5,000~7,500円程度が目安です。
株式会社佳建では、環境への配慮と適正な残土処理を徹底しています。良質な残土は可能な限り再利用し、搬出が必要な場合は適切な処理施設に運搬することで、環境負荷の低減に努めています。また、残土処理にかかるコストについても事前に明確にお伝えし、透明性の高い施工を心がけています。
まとめ
根切り・掘削工程は、住宅基礎工事の最初に行われる重要な工程です。建物の荷重を安全に支えられる良質な地盤まで掘り進め、適切な深さと平滑な底面を確保することで、その後の地業工事や配筋作業の品質基盤を作り出します。
豊田市や名古屋市などの愛知県西部では、軟弱地盤が多く分布しているため、地盤調査結果に基づいた適切な根切り深さの設定と、丁寧な掘削作業が特に重要です。また、残土処理についても環境配慮と適正な処理が求められます。
株式会社佳建では、2008年の創業以来、「一軒入魂」の理念のもと、豊田市を中心とした愛知県内で数多くの住宅基礎工事を手がけてまいりました。地域の地盤特性を熟知したベテランスタッフが、測量管理を徹底し、一つひとつの工程を丁寧に実施いたします。
基礎工事のご依頼や、基礎工事業界への就職をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。経験豊富なスタッフが、丁寧にご対応いたします。
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