住宅基礎工事において、防湿シートと捨てコンクリートが完了した後に行われる重要な工程が「鉄筋配筋」です。この工程は、コンクリートに引張強度を与え、地震や建物荷重に耐える強固な基礎を作るための骨組みとなります。今回は、当社で施工した住宅基礎工事の鉄筋配筋工程をご紹介いたします。
鉄筋配筋の目的と役割
鉄筋配筋の主な目的は、コンクリートの弱点である引張力に対する強度を補うことです。コンクリートは圧縮力には強いですが、引張力には弱いという特性があります。鉄筋をコンクリート内部に配置することで、圧縮力と引張力の両方に強い鉄筋コンクリート構造を実現します。
- スラブ配筋作業開始の様子
- スラブ配筋の全景
精密な鉄筋組立
鉄筋配筋では、設計図面に基づいて鉄筋を正確な位置に配置します。一般的な住宅では、D10(直径10mm)またはD13(直径13mm)の異形鉄筋を、縦横200mm間隔で格子状に組み立てます。鉄筋同士の交点は結束線でしっかりと固定し、かぶり厚さを確保するためスペーサーを配置します。
- 鉄筋結束とスペーサー設置のディテール
- 設備配管用スリーブ設置の様子
立ち上がり筋との接続
スラブ配筋完了後は、基礎立ち上がり部分の鉄筋(立ち上がり筋)を設置します。立ち上がり筋はスラブ鉄筋と確実に結合し、基礎全体が一体となった強固な構造を形成します。
- スラブ配筋と立ち上がり筋の接続部
- コンクリート打設用ポンプホース設置準備
配筋検査へ
配筋完了後は、配筋検査を受けます。鉄筋の径、間隔、結束状態、かぶり厚さなどが設計図面通りであることを確認し、次工程のコンクリート打設へと進みます。
- 配筋検査準備完了の状態
- 配筋完了状態
- 型枠設置完了後の配筋全景
- 型枠設置完了後の配筋全景(黄色型枠)
鉄筋配筋は、基礎の強度を決定づける非常に重要な工程です。当社では、経験豊富な鉄筋工が設計図面を正確に読み取り、一本一本の鉄筋を丁寧に配置・結束することで、地震や建物荷重に確実に耐えられる高品質な基礎を実現しています。基礎工事でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

















